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抗精神病薬ジプレキサGE 登場約1か月でシェア30% 浸透スピードは生活習慣病薬並み

公開日時 2016/09/30 03:52

調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(通称JMIRI)によると、16年6月中旬にジェネリック(GE)が初登場した抗精神病薬ジプレキサの7月末のGEシェアが30%だったことがわかった。近年、GEが初登場した生活習慣病領域の大型品の約1か月後のGEシェアは、経口血糖降下薬メトグルコGEが29%、降圧剤ディオバンGEが39%――。抗精神病薬といえども、そのGEの浸透スピードは生活習慣病薬並みに速いといえそうだ。なお、これらのシェアは処方数ベースだが、一般的に用いられる数量ベースとほぼ同じ。

詳細はMonthlyミクス10月号(10月1日発売)の連載「医師の処方動向をよむ」に掲載している。ミクスOnlineでは有料会員向けに9月30日から公開中(URLはこちら)。

16年6月のGE追補収載ではジプレキサGEに最多の21社105品目が参入した。JMIRIのデータによると、16年6月追補で初めてGEが登場した主な製品の7月末のGEシェアは降圧配合剤コディオGEが25%、抗真菌薬ブイフェンドGEが12%――などで、ジプレキサGEのシェアが最も高い。一般的に抗精神病薬領域では剤形や薬剤シートの変化などを患者が忌避しがちで、薬剤変更に医療従事者も慎重姿勢といわれるが、今回の結果からは聖域なくGEが使用されていると解釈できる。

なお、ジプレキサのGE切替時の剤形を確認したところ、錠剤(先発)→錠剤(GE)、細粒(先発)→細粒(GE)、特殊技術を用いた超速崩壊錠のザイディス錠(先発)→OD錠(GE)――といった同一・類似剤形への切替が8~9割を占めた。ここからは抗精神病薬では先発品と同一剤形のGEが使われる傾向が見てとれる。
 

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