16年度診療報酬改定、8年ぶりマイナス0.84% 乖離率8.8%は99年来の高水準、外枠で追加削減も
公開日時 2016/01/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●本体+0.49%、・薬剤費▲1.33%・医薬品が社会保障費抑制に一手貢献・巨額再算定導入も●3年連続薬価改定なら卸価格形成力浮沈の岐路、チャンスと自覚し単品単価確立の挑戦を未妥結減算導入後初となる昨秋の薬価調査で妥結率は97.1%に急伸、乖離率は8.8%と2001年以降で最大幅となった。この結果、薬価改訂で涌出する財源は1400億円弱となったが、厚労省は16年度社会保障費で6700億円の増額を要求、さらに診療報酬本体アップの500億円も加わった。増加幅は年5000億円以内との閣議決定に沿うため、総額2200億円の削減策が主に薬剤費から捻出された。医薬品市場換算では▲10%、▲9千億円ほどの削減となる。税収増で財政規律がゆるむなか、医薬品のみが緊縮...