医療への貢献製薬会社に入った以上それ以外に道はないこのＭＲがいて、うまくいった、助かった──そんな印象に残ったＭＲを、毎回異なる病院薬剤部長に推薦してもらい、紹介するこのコーナー。果たしてそのＭＲは、どんな取り組みで、印象に残ることになったのか？今回の前島伸次郎さん（54歳）は、実は当時も今もＭＲではなく、支店学術という立場でした。1984年に当時の日本ロシュ入社、神奈川、東京で９年半ＭＲをした後、支店学術、市販後調査部、そして中外製薬と日本ロシュが統合し、再び支店学術に異動した時に、推薦のあった薬剤部長と出会っています。ＭＲではないので販促業務には関わっておらず、厳密には「印象派『ＭＲ』」ではないのですが、推薦した薬剤部長が、疑問があると「彼の意見が聞きたい」と言われるほどの信頼感の高さに...