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オーファンパシフィック MRに眼鏡型ウェアラブル検討 難渋質問に本社が回答

公開日時 2015/02/18 03:52

オーファンドラッグを販売するオーファンパシフィックの坪倉昭男社長は2月17日、都内で開いたプレスセミナーで、MRに眼鏡型ウェアラブル端末を持たせた活動を検討していることを明らかにした。同端末は本社の学術担当などのスタッフとつながっている。MRによる医師との面談や説明会などで、その場でMRが回答に難渋する質問が出た際、同端末を通じ医師と本社スタッフがやりとり。MRのタブレット端末などを通じて、本社スタッフによる音声を含め、医師に回答する。質問を持ち帰ることなく、その場で高度な情報を提供できるようにし、MRの訪問回数を減らすことで低コスト化を図るとともに、面談に対する医師の満足度を高めたい考え。同社長は、年内に試行したいとしている。

同社は、CROなどを行うシミックホールディングスと医薬品卸のメディパルホールディングスの出資で2012年5月に設立、主に国内患者数百人以下の治療薬を扱う。今後、製品の承継やコ・プロ、新規導入で取り扱い製品を増やすことで、数億円の売上を17年度には25億円超にする計画だが、売上規模は大きくないことからローコストの事業運営が基本方針。このウェアラブル端末を用いたITとMRを融合した情報提供・収集活動は、ローコスト運営の一環として検討している。


坪倉社長は、「MR活動において、タイムリーに回答できないケースで、MRがウェアラブル端末を着用し、本社とつなぎ、(スタッフが)MRと同じ目線でタイムリーに(医師に)答える」と説明。5月のシミック本社移転に合わせて、MRを支援する本社スタッフの専用ブースを設置するとしており、今後、端末のほか、コンプライアンスなどの観点も含めて運用を詰め、年内の試行を目指す。

今後製品数の増加を予定しているが、ローコスト運営が基本方針であるため、製品が増えても現在全国6拠点に10人程度いるMR数は概ね維持し、メディパルのARやシミックグループのコントラクトMR(CMR)を活用して対応する考え。
 
ウェアラブル端末による活動で成果が上がれば、シミックグループのCSO「シミック・アッシュフィールド」のサービスに取り入れることも視野にある。
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