マイスリーに32社、ニューロタンに31社、パキシルに28社のGE初参入
公開日時 2012/06/25 04:00
厚生労働省は6月22日、ジェネリックの薬価追補収載を官報告示した。ジェネリックが初めて収載・算定されたのは、ARBロサルタンカリウム(先発品名=ニューロタン)、抗うつ薬パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル)、入眠薬ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー)、脊髄小脳変性症用薬タルチレリン水和物(セレジスト)、がん性疼痛用薬フェンタニル(デュロテップMTパッチ)、アトピー性皮膚炎用薬タクロリムス水和物(プロトピック軟膏)、潰瘍性大腸炎用薬メサラジン(ペンタサ注腸)――の7成分18規格258品目。ニューロタンとマイスリーには30社以上のジェネリックが、パキシルには28社のジェネリックが、それぞれ参入した。
今回6月の追補収載でジェネリックの収載品目数が多かったのは、トップからニューロタンの31社93品目、パキシルの28社79品目、マイスリーの32社72品目、2型糖尿病治療薬アクトス(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩)の13社34品目、アルツハイマー型認知症治療薬アリセプト(ドネペジル塩酸塩)の7社16品目、高脂血症治療薬リピトール(アトルバスタチンカルシウム水和物)の6社12品目――となった。
ジェネリック初収載品では、セレジストに4社4品目、デュロテップMTパッチに1社5品目、プロトピック軟膏に4社4品目、ペンタサ注腸に1社1品目――が参入した。
なお、ニューロタン、パキシル、マイスリーのジェネリックは2012年4月の算定ルールの見直しにより、先発品薬価の0.6倍で算定された。